講座概要

上代文学の入り口に立って

  講座番号   00000
  期  間  2025年3月18日(火)
  回  数  1日
  時  間 14:00〜15:50
  定  員  140人
  受 講 料 8,000円(4回分)
  会  場 千葉市文化センター5階セミナー室        

多田 一臣(ただ・かずおみ)

東京大学大学院修了。博士(文学)。千葉大学助教授、東京大学教授、放送大学客員教授、二松学舎大学特別招聘教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授。著書に、『日本霊異記』(筑摩書房)、『万葉集全解』(全7冊、筑摩書房)、『古代文学の世界像』(岩波書店)、『柿本人麻呂』(吉川弘文館)、『古事記私解ⅠⅡ』(花鳥社)、『万葉樵話』(筑摩書房)、『山上憶良』(花鳥社)などがある。

源氏物語の扉をひらく

  講座番号   00000
  期  間  2025年3月19日(水)
  回  数  1日
  時  間 14:00〜15:50
  定  員  140人
  受 講 料 8,000円(4回分)
  会  場 千葉市文化センター5階セミナー室        

内容
 源氏物語は長く壮大なので、尻込みされる方も多いと思いますが、一巻一巻の読み切りのつもりで読んでいくと、やがてその魅力に捉われ、読み続けないではいられない作品です。
 古文は、最初はむずかしいように思いますが、馴れてしまえば、やはり日本語なのだと痛感されるでしょう。
 源氏物語を楽しく生き生きと体感できる場を提供します。どうぞ一緒に挑戦しましょう。

三田村 雅子(みたむら・まさこ)

早稲田大学大学院卒業。上智大学教授、フェリス女学院大学教授を経て現職。『源氏物語』と『枕草子』を主な専門とし、幅広い観点から古典文学を捉える。NHK教育テレビの高校講座「古典への招待」で長年講師を務めた。著書『源氏物語 感覚の論理』『枕草子 表現の論理』(有精堂)、『源氏物語絵巻の謎を読み解く』(三谷邦明との共著・角川選書)、『天皇になれなかった皇子のものがたり』(新潮社・とんぼの本)、NHK 『100分de名著』 ブックス 紫式部 源氏物語 (NHK出版)ほか多数。令和7年『歌会始』の召人に選ばれた。

江戸文学の入り口に立って

  講座番号   00000
  期  間  2025年3月20日(木)
  回  数  1日
  時  間 14:00〜15:50
  定  員  140人
  受 講 料 8,000円(4回分)
  会  場 千葉市文化センター5階セミナー室        

内容
 江戸文学は言葉も近代に近く、親しみやすい古典であるが、そのよりよい理解にはいくつかのポイントがある。①江戸時代に即した習俗や考え方を知ること、②文章や作品構想に生かされている江戸時代以前の古典に目を凝らすこと、③読解の補助線になる絵画資料がある場合が多いのを念頭に置くこと、である。これらのポイントの有効性を具体的に確かめるために、芭蕉の「古池や」の句をはじめ、誤解されている有名句を再考してみたい。

長島 弘明(ながしま・ひろあき)

東京大学大学院を経て、東京大学助教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2019年、東京大学を定年退職、名誉教授。また、2019年から2024年まで二松学舎大学特別招聘教授。専門は江戸時代中期の文学。著書・編著書に、『雨月物語』(岩波文庫)、『雨月物語の世界』(ちくま学芸文庫)、『秋成研究』(東京大学出版会)、『上田秋成の文学』(放送大学教育振興会)ほか多数。

世界史の入り口に立って

  講座番号   00000
  期  間  2025年3月21日(金)
  回  数  1日
  時  間 14:00〜15:50
  定  員  140人
  受 講 料 8,000円(4回分)
  会  場 千葉市文化センター5階セミナー室        

内容
 新型コロナウィルスの蔓延、ウクライナ戦争、ガザ戦争、さらには韓国での戒厳令事件に象徴される民主主義の危機など、ここ数年、世界の状況は混迷の度を深めている。こうした事態が人類にとって何を意味するかを考えてみるためには、その歴史的・世界史的背景をしっかりと把握することが必要である。この講義では、グローバル・ヒストリーなど歴史学における近年の新たな議論に注意を払いつつ、世界史というものへの接近の仕方を考えてみたい。

木畑 洋一(きばた・よういち)

東京大学教養学部卒業。東京大学大学院を経て東京大学助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授、成城大学教授。現在は東京大学・成城大学名誉教授。専門は国際関係史、イギリス帝国史で、とくにイギリス帝国の歴史とその解体過程がもたらした諸問題に関心をもっている。著書に、『支配の代償:英帝国の崩壊と「帝国意識」』(東京大学出版会)、『二〇世紀の歴史』(岩波新書)ほか多数。

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